Riki Honda
Riki Honda
-HIPHOP
2005年生まれ。
幼少期から姉のAkoのダンスを近くで見ていたことで影響を受け、小学三年生から本格的にダンスを習い始める。
日本だけでなく海外にもWSを受けに行くなど、HIPHOPをはじめ幅広いジャンルを取得。
若干15歳でNATIVE TOKYOでクラスを持ち、プロダンサーとしてのキャリアをスタート。
現在は、藤井風やBAD HOPなど人気アーティストのバックダンサーも務めるなど、ダンサーとしての幅を広げている。
今回はそんなRiki Hondaさんがダンスにのめり込むキッカケになった体験から、
バックダンサーのお仕事に繋った経緯、
さらにはアーティストとして幅広い視野で活動を見据える今後についても伺った。
『ダンスは新しい言語』
ー今回REELで踊っていただきありがとうございました!
日頃から踊る時に意識してることはありますか?
ありがとうございました!
日頃から考えてるのは、観てる人の感情を動かすようなダンスをするってことですね。
僕はダンスを新しい言語だと思ってて、楽しさや悲しみ怒りなどの感情を表現できるのがダンスの魅力だと思います。
なので自分のダンスを通して観てる人が感情移入するような踊りをしたいですね。
ーダンスで感情移入してもらうためには、どうすればいいんでしょう?
人に感情移入させるには、まずは自分の気持ちを知ることだと思います。
その為に日頃からノートに自分の感情を書いて、感情のバリエーションを言語化して増やしてますね。
そうやって感情を意識するようになってからは、表情作りや体の緩急に変化がありました。
それこそ最近「ダンスから悲しみを感じる」って言われて、人に感情が伝わったことがあって、それはすごく嬉しかったですね。
ーリアクションがあったのは嬉しいですね!
ちなみに今回のダンス(REEL)ではどんなことをイメージしたんでしょう?
今回は力強さやパッションを意識して、ガツガツなHIPHOPで踊りました。
最近の自分の課題もそこにあるなと感じてて、今はストレッチや筋トレなどを沢山して自分を追い込む時期ですね。
あと自分は、どんなステージに立つ時も頭の中で、より大きなステージを思い浮かべるようにしてて、
今回の狭い空間でも、大きなステージをイメージしてお客さんに届けることを意識して踊りました。
ーこれまでご出演頂いたダンサーさんとはまた違った雰囲気を纏っててカッコよかったです!
ありがとうございます!
自分は雰囲気を作るのを大事にしてて、第一印象としての見た目や仕草、
動きの雰囲気などを見せてから、踊りに入るっていうのは意識してますね。
雰囲気だけでカッコいい!って思わせるのは意外と難しいことだと思って、そういう魅せ方の部分も研究中ですね。
ー確かに立ってるだけでカッコいいみたいなのが一番難しい気がします笑 踊りの面で特に見て欲しい所はどこでしょう?
力強い所とゆったりノってる所の落差を見て欲しいですね。
一気に落ちた後のノリにいい感じの雰囲気が出てると思います。
『シンガポールのダンスキャンプで人生が変わった』
ーここからはRikiさんのダンス人生にフォーカスしてお話を伺いたいのですが、
まずはご自身の中でここで踊り方や価値観が変わったという、3つの転換点を教えて頂きたいです。
一つ目は、5歳で一度ダンスを始めるんですがすぐ辞めてしまって、その後小3でダンスキャンプに行ったことでダンスにのめりこんでいったことですね。
二つ目は、中3の時にNATIVE TOKYOで初めてのクラスを持たせてもらったこと。
三つ目は、最近で、先生として教え方や説明の仕方を学んだりダンスへの意識が変わったことですね。
ーありがとうございます。その3つを軸に質問していきますね。
まずは最初にダンスを始めたのは5歳ということですが、何かきっかけがあったんですか?
姉のAkoがavexでダンスを習ってたんです。
それについて行って自分も半年くらい通ったんですが、あまりハマらず辞めてしまいました。
ーAkoさんもプロダンサーとしてご活躍されてますよね。
その後小3でシンガポールに。何か目的があって行ったんですしょうか?
AkoがRIEHATAさんのアシスタントでシンガポールに行って、最初はそれについて行ったんです。
その翌年にAkoもメインでWSをやるということで、それにもついて行った感じですね笑
ーお姉さんの影響が強いんですね笑
わざわざ着いていくっていうことはダンスに少し興味はあった感じなんでしょうか?
そうですね。
当時ダンスは軽くやってたくらいだったんですが、シンガポールに行って完全に人生が変わりました笑
ーおお。何かイベントがあったんですか?
アリーナダンスキャンプっていう、世界各国から有名なダンサーが集まってWSをするイベントに参加したんです。
日本からはKELOさんなどがWSをしてました。
その規模感だったり世界トップレベルのダンサー達を観て、
ダンスってこんなにすごいんだ!って感動して、その時はほとんどのクラスを受けましたね笑
ー間近でダンスの凄さを体感したんですね。
シンガポールから帰ってからはどうしたんでしょう?
とにかくダンスをもっとやりたいと思って、STUDIO S.W.A.G.に通い始めました。
そこに2、3年通ってSWAGを教わったり、その後Enにも行ってR&Bのレッスンを受けたりもしました。
ーどんどんダンスにのめり込んでいったんですね笑
そうですね笑
友達と振りを作って、毎週インスタにコレオ動画をあげたりしてました。
それがきっかけでNATIVE TOKYOでのレッスンにも繋がっていきましたね。
ー転換点の二つ目ですね。
そうです。
中3から高1の前半までサブクラスを持たせていただいて、
2021年の10月くらいにレギュラークラスが始まりましたね。
ーNATIVEはダンサーさんのレベルも高いイメージがありますが、中3で凄すぎます笑
元々札幌のNATIVEでAkoがWSをしに行ったりしてて、自分もオーナーの方達と面識があったんです。
それで2020年の9月に新しく東京にNATIVEができて、お話をいただけました。
ー転換点の三つ目では、先生として意識が変わったということですが。
やっぱり実際にレッスンを初めてみて、教えたり説明する上での知識をしっかり増やさないと、先生として成り立たないと思ったんです。
それから、最初言ったように自分の気持ちをノートに書いて言語化してみたり、
本を読んで色んな人の見方や考え方を学んで、生活やダンスに応用してますね。
ー感覚だけで教えるのは難しいですもんね。 ちなみにどんな本を読むんでしょうか?
自分はエッセイが好きで、最近はアンパンマンの作者の柳瀬たかしさんの本を読みました笑
『ボクと、正義と、アンパンマン 〜なんのために生まれて、なにをして生きるのか〜』という本です。
ーなんか哲学的で深そうです!笑
かなり深くて気づきも沢山ありました!笑
僕は人生って必然だと思ってて、自分のやったことに対して結果がちゃんと返ってくると思うんです。
この本を読んで、まずは自分が人を愛してリスペクトを持って接することで、他人もそうやって自分に返してくれる。
人に愛を与えるってことが人としてもダンスにおいても根本的なことだって改めて気づかせてくれたんです。
ー確かに今は簡単に繋がてしまう時代だからこそ、人への愛情を忘れずにいないとですね。
そうですね。
深い愛情を持って人に接することでみんなハッピーになれるし、
それが何よりも大事なことだと思いますね。
『ダンスが好きなことを全面に出していれば、必ずいいことが起こる』
ー現在はどんな活動をしているんでしょうか?
今は通信の高校に通いながら、ダンサーとしてバックダンサーやコレオグラファーの活動をメインに活動してます。
ー有名アーティストのバックダンサーも多く経験されてますよね。
どのような現場なんでしょうか?
最近では藤井風さん、BAD HOP、AIさんなどのバックを経験させていただきました。
現場は沢山ダンサーさんがいてすごく楽しいです。
ただもちろん緊張感はあって、リハも1ヶ月で5曲くらい覚えて、その場で振りも変わったりするので対応力はマストですね。
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ーどのような経緯でバックダンサーのお仕事に繋がったんでしょうか?
やっぱり人との繋がりでお仕事の話をいただくことが多いので、色んな人のレッスンを受けて自分を知ってもらったのが大きいと思います。
ただあくまでレッスンは、足りないことや課題を発見する場所だと思っていて、
一番はダンスを楽しむことが大事だと感じます。
ダンスが好きなことを全面に出していれば、必ずいいことが起こると思うので、
欲張りすぎず 常日頃から地道でも着実に段階を踏んでいけるといいですね。
ー今後のことも伺いたいのですが、何か将来の展望などはありますか?
自分は一人のアーティストとして、ダンス以外にも様々な分野で世界を視野に入れて活動したいと思ってます。
ーおお、既に目線が世界に向いてるんですね。
やっぱり世界に出たことで衝撃を受けた経験は大きいと思います。
まずはダンスで人に知ってもらって、そこから興味のある分野にどんどん派生させていきたいですね。
ー何か今やってることや、他に興味のある分野などがあるんでしょうか?
まずは自分を知らないと何も始まらないと思うので、最初に話したノートで自分の感情を言語化したり、
本当にやりたいことは何かを常に考えてますね。
興味のある分野だと自分は特にファッションが大好きで、海外のブランドなどとも交流したいですし、
最近は遊びで友達と歌を作ったりもしてます。
ダンスだけにこだわらず色んなことに挑戦したいですね!
ー今後のご活躍も楽しみです!ありがとうございました!
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撮影・編集:小松芭蕉