ダンサーネーム:CHIKA

チーム:Dooscy / Queen Shadow

ジャンル:FREESTYLE JAZZ

JAZZをベースとした爆発力のある独自のスタイルで、アジアを中心に数々の大会やメディアで幅広く名を残す

また2021年に中国にて放送された“Street Dance Of China”では世界中からトップダンサーが集結する中、日本人代表として参加し中国から絶大な人気を得る

今後更なる活躍が期待されるCHIKAが語る中国で得たものとこれからの展望とは

ー早速ですが今回のダンス(REEL)で意識したところを教えて欲しいです

今回はJorja Smith“A prince”という曲で踊りました。
Jorja Smithの声と裏の不思議なリズムが引き立っているので、その質感をイメージして踊りました。

自分のダンスは力強さが武器ですが、それを引き立たせるために他は引き算をして魅せることで、力強さの部分を強調できるようにしています。

ーCHIKAさんのダンススタイルをもう少し詳しく教えて欲しいです

JAZZをベースにしているんですが、興味が湧いた動きや好きなジャンルをミックスした感じですね。

JAZZはしなやかさや女性らしいラインを出す動きが多いですけど、私はリズムのある曲も好きだし、HIPHOPやPOPの力強さが大好きです。
あとはWAACKで使うアームスの使い方なども好きなので、そういった自分の好きな要素をミックスして今のスタイルになっていると思います。

ー最初はJAZZからダンスを始めたんでしょうか?

いえ、最初はHIPHOPで実はJAZZは嫌いでした笑
始めたのは4歳の時に幼馴染がダンスをやっていたのでそこに誘ってもらって着いていった感じですね。

ーそうなんですね笑 JAZZが嫌いだったのはどうしてですか?

最初はやっぱり力強いダンスが好きだったんです。
当時私が知っていたJAZZはスローな感じで、しなやかさや儚い部分を表現していたので性分に合わなかったんですよね。

JAZZが好きになったのは、小4くらいの時に東京に出てきてRUUさん(@ruufabulous)のクラスに行ったのがきっかけです。RUUさんの踊りはキレのある力強いスタイルでこれもありなんだと価値観が広がりました。

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ー2月に中国から帰国したばかりだと思いますが、現在の活動を教えて欲しいです

都内でのレッスンと国内外でのWS、コンテストや大会のジャッジなどですね。自分がプレイヤーとして活動する方が多いです。

あと去年は“Street Dance Of China”に出演していてアウトプットに力を入れていたので、今は自分がレッスンを受けたり、コンテストやバトルなどの挑戦する場に行って色んなダンサーからインプットがしたいと思って動いてます。

ー“Street Dance Of China”とはどういった番組なのでしょうか?

“Street Dance Of China”はダンサーのサバイバル番組といった感じで、途中まで勝ち残ると、4人のトップアイドルがリーダーとなって4つのチームに分けられます。
そのチーム戦の中でも個人戦で誰かが脱落していって最終的に残った人が優勝という番組です。

審査内容は毎回違くて、コンテストだったりバトルだったりで、毎ラウンド脱落者が出てしまうシビアな世界でした。
ただ番組自体とても大きいので優勝すると一躍有名になれたり、企業もバックアップしてくれたりと夢のある場所です。

今全てのストーリーがYouTubeに上がってると思うので気になる方はぜひ見て欲しいです。

『這!就是街舞(Street Dance of China)』
ストリートダンスのバトル番組で2018年に放送がスタートし、昨年でシーズン4を迎え、中国ダンスブームの火付け役となる。
国を越えて、言語を越えて一つの作品を作り上げ、発表するという緊迫感と達成感が魅力の一つで、個人のダンス力だけでなく、協調性や芸術性も試される大人気番組。
日本からの参加ダンサーの数は約20人と一番多く、スキルの高さ、勢いのある表現などが評価されている。

ー番組内で辛かったこと、楽しかったことを教えて欲しいです

チーム内から脱落してしまう人が出ることはやはり辛かったですね。
番組ということもあり、脱落が決まった後で改めてショーの動画を撮り直したりもするので、その時は感情が複雑でした。

楽しかったことは本当に日常ですね。
アジア人だけでなくフランス人とかイタリア人とか色んな国の人がいて、みんなダンスが大好きで一緒にダンスをシェアしたりご飯食べたり、そういう交流が楽しかったです。

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ー番組に挑戦して一番大きかった収穫はなんですか?

自分がやりたいことがはっきりわかったことですね。

私は小さい頃からの夢がダンサーとして生活することで、それがやらせてもらえるようになってから目標がなくて、日常にワクワク感が欠けていたんです。
なのでそんな自分を打破する為にもこの番組への挑戦を決めました。

実際中国で多くの人と踊らせてもらって色んなものを感じられて、目指したいダンサー像が明確になったので帰国を決めました。

ーCHIKAさんが目指したいダンサー像とは?

一緒に番組に出た人たちは、踊ってくださいって言われて踊るビジネスのような感じではなく、自然と体が動くみたいなザプロフェッショナルなダンサーが多くて、私が目指したいのはそこだ!って思いました。

ーこれまでは振りを作って踊ることが多かったのでしょうか?

そうですね。これまではコンテストが好きで振り作りがメインでした。
自分が得意なスタイルで、好きなことだけをひたすらにやってきたので
今まで自分がやってこなかったジャンルやコンセプトなどを番組で求められた時に、ものすごく緊張してしまって苦手意識を感じたんです。

今ではその苦手分野に少しずつ足を踏み入れていて、抵抗がなくなってきた実感もあるので良い方向に進んでいるのかなと思います。

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ーさらなるご活躍が楽しみです
今後の展望についても教えてください

やっぱり海外には行きたいので普通に行き来できるようになれるまでの後数年は日本の中で自分の価値をあげたいと思ってます。

海外に出たときに日本を代表して恥ずかしくないように、経歴を積んでスキルアップする。みんなが知ってるタイトルは全部獲りたいたいですね。

打ちのめされることも多いとは思いますがそこも楽しみながら頑張っていきたいです。

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