ダンサーネーム:Rio

チーム:エンジェライズ

ジャンル:HIPHOP

東京生まれの18歳。DANCEALIVE KIDS SIDEで3年連続ファイナル出場。
さらに国内の大会のみならず、JUSTE DEBOUT,STREET FIGHTERなど海外の大会で、数多くの優勝や入賞の実績を残す。

また同世代のRingo Winbeeとエンジェライズを結成し、ワイモバイルのTV CM出演や、
個人でもX-girl,FILA,ムラサキスポーツのイメージモデルを務めるなど 、
ダンサーの枠を超え活動の幅を広げるRioさん。

今回は幼少期からシーンで活躍し続ける彼女のこれまでと、成長と共に見えてきた新たな考えや今後の展望に迫る。

ー今回REELで踊っていただきありがとうございます。
踊る時に意識してることはありますか?

まずはシルエットですね。 やっぱり踊れてもシルエットが良くないとカッコ良く見えないと思うのでそこは意識してます。

あとは音楽性で、自分がやりたいことと音楽がマッチするように心がけてます。
私はバトルが好きでよく出るので、どんな音楽にも対応できるように普段から色んな音楽を聴くようにしてます。

ー今回はパーカッシブでアフリカンな曲でしたね。

普段はスローな曲で踊ることが多いんですが、
せっかくいい機材と照明で撮影して頂ける機会なので、気分を変えて踊れる曲をチョイスしました。

アップテンポの明るい感じなので、ステップ多めで挑戦の意味も込めて踊ってみました。

ーダンスを始めたきっかけはなんだったんでしょう?

お父さんが昔ダンスをやっていたので、家ではよくヒップホップミュージックが流れてました。

その影響でダンスが身近にあって、
8歳の時にテレビでスーパーチャンプルを観てちゃんとやりたいと思ってダンススクールに通い始めました。

ー色んなジャンルをやられてきたと思うんですが、
最初はHIPHOPからスタートした感じでしょうか?

そうですね。最初はHIPHOPから初めて、その後POPの要素も欲しいって思って、 ATZOさんのレッスンに通わせて頂いてました。

それからPOPでバトルに出たいと思ってD.O.Dというイベントに出て、
そこでエンジェライズの相方でもあるRingoが一緒に組もうって言ってくれて、
それが二人で出た初めての2on2でした。

ーそのタイミングだったんですね。
その頃はまだエンジェライズとして活動はしてないですよね?

そうですね。実際にエンジェライズとして活動し始めたのはその1年後くらいで11歳の時です。

実はそのD.O.Dでジャッジをしていたのが、私たちの師匠でもあるBROTHER BOMBさんで、
私たちのことを良いねって言ってくれて、それから一緒にレッスンを受けたりしてチームを組むくらい仲良くなりました。

チーム名のエンジェライズを名付けてくれたのもBROTHER BOMBさんですね。

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エンジェライズ(左Ringo Winbee、右Rio)

ー巡り合わせですね。 エンジェライズのショーで特に印象に残ってるものはありますか?

SSDW 2017は初めて二人で出たショーでもあったのでやっぱり印象に残ってます。

私たちの人間性や仲の良さも詰まってて、キッズの時しかできないような踊りをしてて初々しいですね。
仲のいい人に見られるのはちょっと恥ずかしいですが、今では見れない私たちの踊りは結構面白いと思います笑

SSDW 2017 Shibuya StreetDance Week

あとは2年後のDANCE ALIVE HERO'S 2019でのショーは盛り上がった記憶がありますね。
二人の組み技とかもあって2年前からの成長がかなり見れると思います。

DANCE ALIVE HERO'S 2019 FINAL ANOMALY STAGE

ーKIDSのサイドをご卒業されて、上の世代の方々と混じって踊ることが増えてきたと思います。
それによって何か変化したことはありますか?

一番変わったことはより自分の好きが明確になったことだと思います。

KIDSのバトルはフリースタイルで色んな音楽がかかるのでどんなジャンルでも踊らなきゃいけないんです。
でも大人のサイドではジャンルが分かれているので、一つのジャンルや音楽をより深いとこまで考えられるようになりました。

例えばHIPHOPの音楽の中でもビートは強めな方が向いてるかもとか、メロディがあった方がノリやすいとかが徐々に明快になってきて、
それによって動きの選択肢も絞れてきたので、踊りに安定感が出たように感じます。

ーより深くということですね。ちなみにダンスナウのフォロワーさんからフリースタイルが苦手というメッセージを多くいただくのですが、
何か踊れるようになるコツがあったりするのでしょうか?

初めからカッコよく、上手く見せようとすると多分難しくて、それで苦手意識を持っちゃう人も多いと思います。

なのでまずはハードルを下げて、音楽を素直に感じてノってみるといいと思います。

音を感じてノルだけでもフリースタイルで踊れてると思うので、
そこからシルエットとか基礎の足りてないと思う部分を磨いていけばいいと思います。

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ー現在は高校を卒業して、フリーのダンサーとしてご活躍されてますが、進路で悩んだりもしたのでしょうか?

元々海外に行くことが多かったり高校も通信制だったり、
どこかに所属してルーティーンをこなすよりも毎日違うことをしたいっていう気持ちが強くて、
且つ今の自分がどこまでできるか挑戦したいとも思ったので、
すぐにダンサーとしてやっていくことに悩みはしなかったですね。

ー今特に力を入れてる活動はありますか?

高校を卒業して深夜イベントに出れるようになったので挑戦するようにしてます。
特にSELL OUTは熱くてずっと出たかったバトルで、まだ浮き足立ってる感じがあるので、よりメンタルとスキルを磨いて勝ちに行きたいですね。

ー人としてダンサーとして今後の展望などはありますか?

人としてはプロ意識のある人でいたいです。
理由をつけて頑張れないのはカッコ良くないと思うので、
自由に生きてるけどやる時やる、そういう筋の通った生き方をしてる人になりたいですね。

ダンサーとしてはワールドワイドに知られるダンサーになりたいです。
今はコロナで行きづらい状況ですけど、日本じゃできないことも多くあると思うので海外にも発信されるような仕事をしていきたいです。

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ー最後にキッズから長くシーンを見てきたRioさんにお伺いしたいのですが、
ダンサーの価値をより上げていく為に大事だと思うことがあればお聞きしたいです。

自分の価値をしっかり理解することが大事だと思います。
自分の立場やスキル、人間性を把握してここまではできるけどこれはできないっていう線引きをしっかりする。

例えばスキルがないのにレッスンをやってしまうと自分は良くても、ダンスシーン全体の価値を下げちゃう可能性もあります。

なので自分のことだけでなくもう少し広い視野を持って、
今の自分ならここまでのお仕事は引き受けられるって思える線引きをすることが、シーンの価値そしてダンサーの価値、ひいては自分の価値を上げることにもつながるのかなと思います。

かっこいい人たちやダンスが上手い人たちが埋もれずに、ちゃんと注目されるシーンにしていけたらいいなと私は思いますね。

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