soma
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DESCARADOS
HOUSE
5歳からダンスを始め、HIPHOPからHOUSEへとジャンルを広げる中で、それらを融合し自身のダンススタイルを築いていく。
小学生から外部のシーンに挑戦を初め、
昨年のFOREVER JAPAN 2022では、弱冠13歳ながらトップダンサー達を押し退けTOP12に残り、
次世代のダンサーとしてその名を知らしめる。
現在はマイナビDANCEALIVE 2023 FINALに向けて遠征を続け、
先日の北海道予選vol.2にて見事優勝。
悲願のFINAL出場へと着実に歩を進める。
今回はそんなsomaさんが、挫折と人との出会いを通して現在のダンススタイルを確立するに至った経緯、
さらにDANCE ALIVEへの挑戦と、そこに懸ける想いなど、沢山お話を伺った。
『他のハウサーにはない上半身と下半身の連動を見てほしい』
ー今回REELで踊っていただきありがとうございました!
日頃から踊る時に意識してることはありますか?
音に合わせて、踊りの強弱やステップの質を変えたりは意識してます。
あとは、音を点で取るんじゃなくて線で流れるように取ってますね。
例えば、ドラムの「ドン」と「ドン」の間の「カッ」の音も取っていくことで、流れを表現できるのかなと思います。
ーなるほど。
今回踊って頂いた曲でも、流れるようなメロディアスなボーカルが入ってましたね。
やっぱりボーカルが入ってる方が線を表現しやすくて好きなんですよね。
今回は自分の良さを出す為にもそういったメロディアスなボーカルと、ビートの強さもあるJohn Summitの『Beauty Sleep』で踊らせていただきました。
ー手のシルエットもすごくカッコ良かったです。
何か意識しているんでしょうか?
ダンスはHIPHOPから始めたので、そこでシルエットが磨かれたんだと思います。
練習では自分で動画を撮って、感覚的にいいなと思った形を覚えていたり、自然とインプットしてますね。
あと自分のHOUSEは、はねるより滑るイメージのスタイルなので、重心が下にあるイメージで踊ってます。
そこはHIPHOPが好きなところにも通じてるのかなと思います。
ーそれぞれの好きなポイントを融合してsomaさんのスタイルになっているんですね。
今回のREELの見所はどんなところでしょう?
全体の中での抑揚と、あとは他のハウサーにはない上半身と下半身の連動を見てほしいですね。
ー確かに途中の細かい連動は圧巻でした!
普段から色んなダンサーさん達を見て、不思議に見える動きを真似したりしてて、そのインプットがかなり影響してると思います。
是非注目してみてほしいですね!
『外部でレベルの違いを実感して、自分もこんなふうになりたい!と思えた』
ーありがとうございました!
ここからはsomaさんのダンス人生にフォーカスしてお話を伺いたいのですが、
まずはご自身の中でここで踊り方や価値観が変わったという、3つの転換点を教えて頂きたいです。
一つ目は、小学校低学年くらいで外部のダンスバトルに出始めて、レベルの違いを感じたことですね。
二つ目は、小学校中学年にHIPHOPからHOUSEにメインジャンルを変えたこと。
三つ目は、小学4年生からDANCE ALIVEに挑戦し始めて、そこで改めて力の差を感じたことですね。
ーありがとうございます。その3つを軸に質問していきますね。
まずはそもそもダンスを始めたのはいつ頃ですか?
5歳くらいですね。
その前はメキシコに住んでいて、音楽がいたる所で鳴っていたんです。
それで音楽を聞くとノリノリで踊ってたらしくて笑
日本に来てからダンススクールに通わせてもらいました。
ーそうだったんですね!
HIPHOPが最初のジャンルですか?
そうですね。
通っていたスタジオのHIPHOPのクラスの後にSuthoomさんのHOUSEのクラスがあって、
「somaも受けてみたら?」とお声をかけていただいて、それからHOUSEも受けるようになりました。
ーHOUSEはSuthoomさんに教えていただいたんで
すね。
基礎をガッツリ教えていただいたのはSuthoomさんですね。
masatoさんのダンスは音のままに自由に踊る感じで、
そのクラスがすごい楽しくて踊ってたことが、今の発想力に役に立ってる気がします。
あとはALMAのHIROさんに、ハウスのソロバトルで個人賞をいただいて、 それからレッスンで足の滑らせる動きを習い始めました。
HIROさんはいつもアドバイスをいただけるんですが、それがすごい的確で深くて毎回勉強になるんです。
ーHIROさんのお言葉で印象に残ってるものはありますか?
DANCE ALIVEの予選を見て頂いて最近言われたのは、
「もう少し余裕を魅せたほうがいい」って言われました。
確かにトーナメントだと気合が入ってガツガツいってしまうことが多くて、そこでの学びが今回の踊り(REEL)にも生かされてると思います。
ーひとつ目の転換点で、外部のバトルに出始めた。
この時はHIPHOPがメインだったんですよね?
そうですね。
Soulm8(ソウルメイト)っていうオールジャンルのバトルに初めて出て、最初に当たったのが今のチームメイトでもある武蔵だったんです。
ーおー!笑
当時の武蔵はロン毛でイカつい子がいるなと思ってたら、
とんでもなく上手くてボコボコにされました笑
そこでレベルの差に衝撃を受けました。
ーそうだったんですね、、
これまでスタジオ内でしか行動してなかったので、レベルの違いを見て「自分もこんなふうになりたい!」って思えたんです。
ーポジティブな刺激を受けたんですね!
転換点の二つ目ではHIPHOPからHOUSEに。
HIPHOPだと、どうしてもBEST8止まりで悩んでたんです。
それでHOUSEもやってるしせっかくなら、と思って出たバトルでいきなりBEST4まで行けて笑
ーすごい!
当時はどちらかではなく、相手のジャンルや音楽に合わせてHIPHOPとHOUSEを使い分けて踊ってましたね。
ー特に印象に残ってるバトルなどはありますか?
HIROさんか主催してるNEXT HOUSE LAB.ですね。
大人の名だたるダンサーさん達が出てるバトルで、エントリーが200人を超えることもあるのですが、
小5で初めて出た時にBEST32に残れて、2次予選のサイファーでTAKESABUROさんやHEROさんやShu-heiさんと同じサークルで踊ることができて、めちゃくちゃ興奮しました!
もちろんそれ以上は上がれませんでしたが、
憧れの大先輩方に盛り上げてもらって最高に気持ちよかったのを覚えています。
『大きな舞台でより多くの人に自分のダンスを見てほしい』
ー三つ目の転換点で、小学4年生からDANCE ALIVEという大きな舞台への挑戦も始めたと。
周りが挑戦してて、スタジオの人からも一回出てみたらって言われてました。
それで正直怖かったんですが出てみたんです笑
ー実際出てみていかがでしたか?
本当に衝撃を受けましたね笑
僕のサークルはRioちゃんやRingoちゃんなど、いきなり実力者達が集まってるとこに入ってしまって笑
正直格が違うというか、自分がベストを出しても予選を上がれないと思ったんです。
ー凄さを目の当たりにしたんですね。
そこでまた闘志が燃えたんでしょうか?
そうですね。
小5からは全国予選の遠征にも行き始めて、初めて関東CHARISMAXでBEST8に上がれて、
その後中部予選も上がれて、最後の北海道予選はBEST4まで行けました。
ーすごいですね!
1年でそこまでの結果が出せるようになった秘訣などはあるんでしょうか?
スキルが上がったのはもちろんですが、型にはまらなくなったことですかね。
その場で出る動きを大切にして、意外性や面白さを意識したことは大きな成長かもしれません。
ーなるほど。
自分のバトルのやり方を見つけたという感じなんですね。
ただ小5の時はファイナリストには程遠く、
次の2年はオンライン開催で関東の予選しか出られなかったので、激戦の関東で2枠には全然入れず、、
来年は受験が控えてるので、DANCE ALIVE 2023が実質ラストチャンスかなと思ってます。
ーこの人には負けたくない!みたいなライバルはいるんでしょうか?
いちごちゃん(Lil REBEL)やYou-kiちゃん、
あとはチームメイトの武蔵、勇太などは毎回一緒に出てて刺激をもらえるので、
ライバルというよりは、みんな一緒に頑張っていける仲間って感じですね!
ー現在も遠征で大変な時期ですよね。
DANCE ALIVEへの意気込みを教えていただきたいです。
とりあえずファイナリストになることですね!
こないだの北海道予選で優勝することができたけど、
来年の1月の最終予選でしっかり勝たないとファイナリストになれないので、とにかく頑張りたいです。
ー優勝しても気が抜けないと。
やはりそこまでかける価値がDANCE ALIVEにはあるんですね。
そうですね。
DANCE ALIVEのファイナリストになることは、バトルを始めた時から自分の目標だったので頑張りたいです。
特にHOUSEは、他のジャンルの曲に合わせるのが一番難しいジャンルだと思っていて、
その中で自分を出して勝つことが楽しいですし、
大きな舞台でより多くの人に自分のダンスを見てもらえたら最高ですね!
ー素敵です!
現在は中学生ということですが、将来の展望などはありますか?
ダンスはずっと続けていきたいですし、 ダンスで人に影響を与えられる人になりたいです。
自分のダンスを見てダンスを始めたり、すごい!って刺激を与えられる人になりたいですね。
ーありがとうございました!
今後のご活躍も楽しみにしています!