Yoshiki
ダンサーネーム:Yoshiki
チーム:BetRay / Rurarhythm
ジャンル:LOCKING
幼少期から札幌でダンスキャリアをスタート。10代のうちからインストラクターを務めダンスの基礎を磨く。
現在は東京に拠点を移し、持ち前のグルーヴ感とミュージカリティーを武器に、
JAPAN DANCE DELIGHTファイナリスト、DANCE ALIVE HERO’S CHARISMAX Ⅲ での優勝を経験するなど、
若手ダンサーの中でもその存在感を放つYoshiki。
飛ぶ鳥を落とす勢いの彼が語る、これまでのダンス人生と苦難、そして現在その頭角を現した裏側に迫る。
ー今回ダンス(REEL)を見させていただいてグルーヴィーな踊り方が印象的でした。
ありがとうございます。 僕はウェーブを通す時に、音が体や肩を通って腕に来るっていうイメージを大切にしてます。
特に今回の見せる場ではよりわかりやすく通すっていうのをバリエーションの一つとして意識して踊ってみました。
ー音を細かく取るとこ、大胆に取るとこの抑揚も見ていて楽しかったです。
昔は音を取りすぎて、ぐちゃっとしてしまうことも多かったんですが、最近は絞る作業を大事にしてて、そこで抑揚が生まれてると思います。
あとロックはもちろん好きですけど、フリースタイル的なサジ加減は大事にしてます。
どんな曲がかかってもこういう表現の仕方があるっていうのを自分なりに提示していきたいですね。
ーダンスを始めたきっかけを教えてください。
5歳の時からで、保育園でダンスを踊るイベントがあって僕はその時にひたすら踊ってたみたいなんです。
それを見た親がダンスを勧めてくれたのがきっかけですね。
最初はヒップホップから習って、小学2、3年生の時にクラスの内容がロックに切り替わったんです。
なのでロックを習いに行ったっていうよりは、来週からロックっていうのをやるんだーって感じでしたね。
ー札幌が地元ということですがどんなダンスシーンだったんでしょうか?
ー大学生から東京に拠点を移してますよね?
そうですね。これまでずっとダンスをやってきたので東京で挑戦したいと思ってました。
その想いを強く持つためにも、東京の大学に入学して、2020年に上京しました。
ー新しい環境で挑戦!と思った矢先のコロナでしたね。
だだかぶりでしたね笑
ただ今はあの期間も良かったなって思ってて、これまで一人で黙々と練習する機会ってなかったんですよ。
電気暗くして間接照明だけで自分の内に入って踊ったり、あとは動画撮ったり鏡を見ないで練習したりしてました。
そういうかまさない練習といいますか、
内的で気持ちよく踊るみたいな練習が、引き算的な考えに繋がって今のスタイルを形作ってるなと思います。
実際その後に結果もついてきたのであの期間は大きかったです。
ーその後の結果が出たイベントはなんでしょう?
色々ありますけど、優勝できたTHE REAL(ロックの1on1バトル)は特に嬉しかったですね。
それまでも準優勝とかはしてたんですけどやっぱり優勝しないと評価に繋がらないところがあるので、
マインドもスタイルも整ってようやく結果が出たのがこのバトルでした。
ただ周りの仲間もすごい結果を残してるんで一喜一憂せずに次々って感じでしたね。
ー切磋琢磨し合えるいい環境ですね。
最近ではDANCE ALIVEのファイナリストにもなっていましたがその話も伺いたいです。
最近ではDANCE ALIVEのファイナリストにもなっていましたがその話も伺いたいです。
DANCE ALIVEはキッズの頃から挑戦していたんですが、結構自信満々にベスト4にいければファイナル確定だと思って出た予選で落ちてしまって、
それがショックですごい苦手意識があったんです。
北海道で行われたCHARISMAX(現在のDANCE ALIVEの予選)にも出たことがあるんですが、周りの仲間は上がってるのに自分は上がれなくて、
それがコンプレックスになって上京しても絶対出ないって思ってたんです。
でもチームメイトのSoraKiやKENSEI、karim達が出て勝ってるのを見て悔しくて、
俺も逃げてる場合じゃないって思ってCHARISMAX ⅢのALL STYLESサイドにチャレンジしました。
そしたらまさかの優勝できて、苦手なバトルってあると思うんですけど風向きは一瞬で変わるなって感じました。
ーCHARISMAXの踊りが本当に素晴らしくて、画面越しでも伝わる余裕と自信を感じました。
ありがとうございます。
実はCHARISMAXの前日にFUNKY FUNKYっていうロックの学生イベントがあって、予選から出て決勝まで行って踊りまくったんです笑
翌日も体痛いなーくらいに疲労が来てたんですけど、仲間達が活躍してるのにここで行かないと後悔するって思ってCHARISMAXに挑みました。
なので当日はいい意味で力が抜けてたんでしょうね。実際緊張はしなかったですし、気持ちよく自分を出せたことが結果に繋がったんだと思います。
ーそれは貴重な裏話ですね。
FINALの両国国技館のステージはどうでしたか?
FINALの両国国技館のステージはどうでしたか?
やっぱりすごいステージでしたね。昔よりは相当自信がついたと思うんですけど、上には上がいるって感じました。
あのステージでしっかり踊れてかませるって余程の自信と経験がないとできないことだと思います。他のバトルとは違って不思議な感じでしたね。
ー何か手応えみたいなものはありましたか?
正直何をやったかも記憶がないくらいで、あれだけかっこいいダンスを見れたから満足って感じです笑
またあのステージに上れるように頑張りたいですね。
ーこれからのご活躍も楽しみです。最後に今後の展望があれば教えてください。
個人的には今ボヤッとしてるブレないものをもう少し鮮明にしていきたいって思ってます。
まだ勝ち負けに持っていかれる瞬間があって、まずは自分というものをより解像度高く表現していけたらって思ってます。
あとはSoraKiとのBetRayや、KENSEI達とのRurarhythmでも、その軸はブラさずにアンダー、オーバーグラウンド含めてまた違った一面を見せていけるように新しい挑戦を続けていきたいです。