You-ki
-Naked Mojo
-Calmlava
-Waack&Lock

3歳よりダンスを始め、WAACK、LOCKを得意とする。

小学生の時には、世界的に活躍するダンスチーム"Fabulous Sisters"に所属し、ダンスのバリエーションや魅せ方を学ぶ。

さらに個人でも、プロダンサーが集う大舞台"OLD SCHOOL NIGHT" vol.23 WAACKING sideにて大人に混じりBEST4に進出、
さらに先日行われた"マイナビDANCEALIVE 2023 FINAL KIDS SIDE"で優勝に輝くなど、
キッズダンサーの中でも抜きん出た活躍を見せる。

最近ではZARA KIDSのPRダンサーとして起用されるなど、更に活動の場を広げる。

今回は、そんなYou-kiさんのダンス人生の3つの転換点を振り返り、現在の活躍に至るこれまでの道のりを伺った。

『観る人を意識して、緩急や表情を大事に

ー今回REELで踊っていただきありがとうございました!
踊る時に意識したことや大事にしたことはありますか?

ありがとうございました!

普段から淡々と踊らないことは意識してますね。

曲に合わせて、ストップしたり、流したり、いきなりスローにしてみたり、 そういう緩急があると観る人も楽しんでもらえるのかなって。

ー確かに今回もそのバリエーションと魅せ方が本当に素晴らしいなと思いました。そこら辺はどうやって学んでいったんですかね?

普段から色んな人のダンスを見て自然とって感じですかね。

他のジャンルの方も見てますし、バトルとか生で見たりすると、 インスピレーションを受けたり、スゴくいい!って共感や気付きがあるんです。

それを自分の踊りに入れてみたりとかしてますね。

ー色んな方からの影響があるんですね。
あと表情も素晴らしかったんですが、何か大事にしていることはありますか?

やっぱり自分が楽しく踊ってた方が、観てる人もいいなって感じてくれると思うので、
そういうことを意識してたら、自然と表情が出てくるようになりましたね。

ー確かにYou-kiさんのダンスからは楽しさがビシビシ伝わってきますよね!
ちなみに今回の選曲に関しては、選んだポイントなどあったりしたんでしょうか?

曲は結構迷ったんですが、 最近はフリースタイルっぽく踊ることが多いので、 WAACKとは違った雰囲気の曲にしようかなと思って、
メアリー・J. ブライジの「Just Fine」を選びました。

特にこの曲の歌詞がすごい好きで、 魂の解放みたいな感じと、
あとは強い女性みたいなイメージがあるので今回選ばせてもらいました。

ー解放とパワフルさですね。 今回のダンスで特に注目してほしいポイントがあれば教えて欲しいです。

今回は曲に寄り添った「解放感」っていうのを意識して踊ったので、 そこを注目してみてほしいです!

『WAACK&LOCKとの出会いから、チームでの学び

ーありがとうございました!
ここからはYou-kiさんのダンス人生にフォーカスしてお話を伺いたいのですが、
まずはご自身の中でここで踊り方や価値観が変わったという、3つの転換点を教えて頂きたいです。

一つ目は、5歳の時に、今メインでやってるWaackとLockに出会ったことですね。

二つ目は、小学3年生の時にFabulous Sisters(ファビュラスシスターズ)に入ったこと。

三つ目は、去年Hanaちゃんと"Naked Mojo"というチームを組んだことですね。

ーありがとうございます。その3つを軸に質問していきますね。
まずはそもそもダンスを始めたのはいつ頃ですか?

3歳ぐらいから始めたんですけど、 もともと私のお兄ちゃんが先にダンススクールに通ってて、
お兄ちゃんがマイケル・ジャクソンとかEXILEとかのDVDを見て真似して踊ってたんです。

そういう環境にいたから私も自然と踊るみたいな感じで、同じダンススクールにそのまま入りました。

ーお兄ちゃんの影響だったんですね。
転換点の1つ目で、 WaackとLockに出会ったのはそのスタジオでですか?

そうですね。

まず最初にcalin先生が来て、Waackを教わり始めて、
その後ぐらいに9stepper'zのちっひー先生が来て、Lockを教わり始めました。

その出会いがなければ、今はないなって思います。

ーバトルとかイベントに出たりっていうのはいつ頃だったんでしょう?

1年生くらいが初めてのバトルでしたね。

その後くらいからソロコンテストに出てみたりとか、お兄ちゃんとチームで出たりもしてました。

最初のバトルがすごく楽しくて、また次、また次みたいな感じでどんどん出て、気付いたら今って感じですね。

ー転換点の2つ目でFabulous Sisters(ファビュラスシスターズ)に入ったということですが、何かきっかけがあったんですか?

小学校2年生くらいからずっとRuuちゃんのレッスンを受けてて、誘っていただいたんです。

去年まで在籍させて頂いていたのですが、すごく学ぶことも多かったですね。

-そうなんですね。You-kiさんが感じるFabulous Sistersの凄さってどんなところでしょう?

みんなの一つの作品に懸ける気合だったり、そのチーム力だったりは本当に凄いですね。

振りも本当に細かく細かく揃えて、そのこだわりが詰まった作品はやっぱり衝撃というか、すごいなっていつも感じてます。

ーFabulous SistersはJAZZの雰囲気が強いと思いますが、今のダンスにもその要素が混じっているんでしょうか?

そうだと思います。

やっぱり力を入れる作品が多かったので、力のかけ方とか、
あとはJAZZなりのフロアへの行き方とかは、今にすごい活きてると思いますね。

ー3つ目の転換点ではNaked Mojoという新しいチームを組んだということですが、
これはどういったきっかけだったんでしょうか?

HANAさんのレッスンをお互い受けてて、当時はそこまで話す関係ではなかったんですが、
イベントに出るってなった時に、HANAさんから歳も近いし一緒にやってみたらという感じで、一緒に踊ったんです。

そうしたらなんかいいかもねってなって、そのままコンテストに出て自然とチームになっていった感じですね。

ーNaked Mojoというチーム名の由来は何なんでしょう?

名前はHANAさんにつけてもらったんです。

最初にコンテストで使った2曲がどっちもMiss Mojoっていうアーティストさんで、
それにNaked(ありのまま)っていうのを頭につけてもらいました。

-現在は自分達でショーを作っているんですよね?

そうですね。これまではソロが多かったので、人と振りを作るのは時間がかかるし、 話し合うのもやっぱり大変だし、 最初は作るのにも時間がかかってました。

でも一緒にいる時間が長くなっていくたびに、仲良くなっていくというか、どんどん楽しくなってます。

それにやっぱり一人で作るより新しいアイデアとか発見がすごくありますし、刺激をもらってますね!

-それは素晴らしいですね!
今後の目標などもありますか?

色々イベントなど活動の場を増やして行きたいです!

Naked Mojo/マイナビDANCE ALIVE HERO'S 2022 FINAL

『バトルによって踊り方のアプローチを変える

ー現在はソロバトルでも大活躍のYou-kiさんですが、
初めてのバトル優勝はいつだったんでしょう?

初優勝は、小学2年生くらいで出た「Soulm8」(ソウルメイト)というオールスタイルのバトルでした。

ー小学2年生で優勝すごいですね。
今までで、一番達成感のあったイベントは何でしょう?

やっぱりOLD SCHOOL NIGHT vol.23のWAACKING sideでBEST4になれた時ですかね。

大会前は、ものすごく練習してた気がします。

ープロダンサーが集う大舞台でBEST4は本当に凄まじいご活躍ですね!
練習というとどういったことをしていたんでしょう?

DANCE ALIVEとかのALL STYLEのバトルと、WAACKだけのバトルってやっぱり違うので、その時はWAACKに振り切って集中して練習してましたね。

ALL STYLEでは自分のジャンルの曲がかかるとは限らないので、他ジャンルの曲で踊ってみたり、
自分のジャンルを意識しながらも、自分のジャンルに縛られないフリースタイル的な踊りを目指して練習してます。

一方でWAACKバトルってなると、衣装や手の表現、音の意識とかWAACKらしさを意識した魅せ方を意識して踊る練習をしてますね。

ーなるほど。それぞれのバトルに合わせてアプローチも変えてるんですね。これまででスランプなどもあったんでしょうか?

小学1、2年生の頃は、何も考えてなかったからこそ自由に踊れたというか、曲に素直に感情をぶつけたり表現することができたんです。

ただ徐々にできることが増えてくると、踊っているときに考えちゃったりして、思いっきり踊れなかったりした時期はありました。

ー確かに考えすぎると踊りも硬くなっちゃいますよね。
今は克服できた感じがあるんでしょうか?

今も特訓中ですね。

一応考えることも必要だと思うんですが、考えすぎて踊りが悪くなっちゃうのは勿体無いので、程々にというか。

ちょうどいい感じに意識と意識しないところのバランスを取れるようにしたいなって思ってますね。

ーやはり期待されることへのプレッシャーみたいなものもあるんでしょうか?

無くはないんですが、本当に自分だけに集中するっていうのは大事にしてます。

他は何も考えずに、今は踊りだけを意識する!って感じで考えたりしてますね。

ー今後のこともお聞きしたいんですが、これからダンサーとして、人としてどうなっていきたいっていうイメージはありますか?

ダンサーとしても人としてもなんですけど、人に刺激だったり、影響だったりを与えられるような人になりたいなって思ってます。

自分も色んな人に沢山刺激や影響を受けたので、今度は自分が!っていう感じで、自分がその立場に立てるように頑張っていきたいですね!

ーありがとうございました!これからのご活躍も楽しみにしてます!

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撮影・編集・インタビュー:ReoKomatsu